テーマ4の取り組み
- キーワード
-
- 自動運転バス
- 混在空間
- 協調型システム
- 中速
- 地域交通
- データ連携
テーマ4. 混在空間でインフラ協調を活用したレベル4自動運転サービスの実現に向けた取り組み
- 成果目標
-
- 2025年頃までに、柏市柏の葉地域において、混在空間で協調型レベル4自動運転を実施
- 他地域の混在空間に展開可能な協調型システムの基本的な目標・要件を作る
取り組み方針
- 柏市柏の葉地域において、2025年度内にレベル4自動運転移動サービスを社会実装するための活動を実施します
- 協調型システムを改良し、公道で性能検討を行います
- 2025年度以降の他地域展開に向け、協調型システムの開発・評価環境の汎用化、協調型路側機やデータ連携プラットフォームの共通仕様化を図ります
取り組み内容
協調型システムが求められるユースケースの整理や、協調型システムに求められるインフラ側・車両側の要件検討を行い,モデル地区である柏市柏の葉地区において、自動運転サービスの実証実験を行います。歩行者や自転車等の多様な利用者に対しても安全で円滑な移動を提供するための協調型システムを開発するため、効果検証性能試験を実施します。次の取り組みを実施します。
今後、次の取り組みを想定しています。
- 協調型システムの設計、実装、評価
- データ連携プラットフォームの実装
- テストベッドを活用した性能検討と改良
- 柏市柏の葉地区での技術・サービス・事業性実証
- 国内・国際連携を通じた他地域展開可能な仕様の作成
■信号機に設置された協調型システム機器

■千葉県柏市柏の葉における実証実験の様子(動画/2025年2月)
詳細はこちら
「RoAD to the L4プロジェクト & スマートモビリティチャレンジ成果報告会」2024.2.28講演資料
【柏の葉(千葉県柏市)】混在空間でレベル4実現のためのインフラ協調や車車間・歩車間通信連携などの取り組み
「RoAD to the L4シンポジウム~自動運転の社会実装に向けた"いま"と"これから"」(内閣府SIP第2期自動運転 最終成果発表会同時開催)2023.3.8 講演資料
「混在空間でレベル4 を展開するためのインフラ協調や車車間・歩車間の連携などの取組」
「RoAD to the L4」シンポジウム 2021.9.8 講演資料
講演資料「混在空間でレベル4を展開するためのインフラ協調や車車間・歩車間の連携などの取組」
成果物
■公開仕様書
テーマ4で開発しているデータ連携プラットフォームに関する仕様書を公開しています:
CooL4データ連携アーキテクチャ(案) version 0.9.0
CooL4データ連携PF API仕様(案) version 0.9.0
CooL4/CCAM検討SWG共通 路側機センサー部インタフェース仕様 version 1.1.0
実施機関
2023年度
- 国立大学法人東京大学
- 国立大学法人東海国立大学機構(名古屋大学)
- 国立研究開発法人産業技術総合研究所
- 株式会社三菱総合研究所
- 一般財団法人日本自動車研究所
- 先進モビリティ株式会社
2021~2022年度
- 国立大学法人東京大学
- 国立大学法人東海国立大学機構(名古屋大学)
- 国立研究開発法人産業技術総合研究所
- 株式会社三菱総合研究所
進捗状況
- テストコースおよび車両、歩行者、自転車などが混在する公道において、公道走行試験(レベル2運用)を行い,レベル4自動運転を実現する車両の開発と,必要な許認可を得るための手続きを進めています。
- 協調型システム(信号連携制御および物標情報制御)の性能を試験しています。信号連携制御は、公道での動作の確認を済ませ,車両に実装しています。インフラセンサから得た物標情報を利用した走行制御については、公道におけるデータ送受信性能の検討を行いながら,その情報を活用した運転制御システムを開発しているところです。
- 協調型路側機やデータ連携プラットフォームの共通仕様化を目指し,車両と協調型システムの機能分担と協調型システムに求められる性能の整理を行っています。