RoAD to the L4とは
正式名称「自動運転レベル4等先進モビリティサービス研究開発・社会実装プロジェクト」
Project on Research, Development, Demonstration and Deployment (RDD&D) of Automated Driving toward the Level 4 and its Enhanced Mobility Services.
1.私たちが考える自動運転が社会に普及する道すじ
公共交通を含む商用車(サービスカー)と自家用車は、それぞれ異なるアプローチで社会での自動運転の実現を目指しています。
完全自動運転(レベル5)までには、様々な課題が存在することから、利用条件を限定しやすいサービスカーから先行して、無人自動運転サービスの実証に取り組んでいます。
自家用車は、現在、複数の自動車メーカーが広い範囲で利用できる乗用車の運転支援の高度化を進めています。ここにサービスカーの自動運転の先行実装が貢献し、自家用車での量産開発に進むことを期待しています。

2.「RoAD to the L4」プロジェクトの意義・目標・実施方針
(1)意義
- 本プロジェクトは、CASE、カーボンニュートラルといった自動車産業を取り巻く大きな動きを踏まえて、持続可能なモビリティ社会を目指すもの
- レベル4等の先進モビリティサービスを実現・普及することによって、環境負荷の低減、移動課題の解決、我が国の経済的価値の向上に貢献することが期待される
(2)目標・KPI
①無人自動運転サービスの実現及び普及
- 2022年度目途に限定エリア・車両での遠隔監視のみ(レベル4)での自動運転サービスを実現
- 2025年度までに多様なエリア、多様な車両に拡大し、40カ所以上に展開 他
②IoTやAIを活用した 新しいモビリティサービス(MaaS)の普及
- 地域の社会課題解決や地域活性化に向けて、全国各地でIoTやAIを活用した新モビリティサービスを社会実装
③人材の確保・育成
- ハードやソフトといった技術者、地域課題と技術をマッチングする者など、多岐にわたる分野の人材を確保
④社会受容性の醸成
- ユーザー視点の分かりやすい情報発信やリアルな体験機会の提供、民事上の責任の整理を通じて自動運転等の正確な理解・関心等を高め、行動変容を促す
(3)実施方針
技術開発、調査分析、実証実験にとどまらず、上記に掲げた意義、目標等を踏まえ、レベル4等先進モビリティサービスの社会実装を目指した取組とする
3.「RoAD to the L4」プロジェクトの実施体制
- 本プロジェクトの総合的調査検討を担う機関(コーディネート機関)にプロジェクトコーディネータを設置しています。
- プロジェクトコーディネータは、本研究開発・社会実装計画のPDCAを担っています。担当省庁や推進委員会等の意見を聴きつつ、計画案の作成、計画に基づき各テーマ等の進捗管理を実施します。

4.「RoAD to the L4」プロジェクトの活動内容
RoAD to the L4では、旅客と貨物輸送の双方における無人自動運転サービスの研究開発(全4テーマ)やMaaSなどの新しいモビリティサービスの推進、人材育成など幅広い取組を行っています。
〇 L4推進に向けた調査結果・ドキュメント等
〇 人の移動に関する取組
〇 物の移動に関する取組
〇 人材育成・社会受容性・普及に向けた取り組み
5.「RoAD to the L4」の実証実験地域

上記の地域でのテーマ1~4の活動については、活動内容のページでご確認ください。
6.「RoAD to the L4 」プロジェクト事業計画

