テーマ2の取り組み
- キーワード
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- 自動運転バス
- 廃線跡
- BRT専用道
- 中速
- 地域交通
テーマ2. L4 MaaS 対象エリア、車両の拡大、事業性向上の取り組み
- 成果目標
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- 2025年度までに、多様なエリア、多様な車両を用いた無人自動運転サービス(レベル4)を50か所程度で実現
- 多様なサービスに展開できる事業モデルやインフラ・制度を構築
取り組み方針
- 多様なエリアや多様な車両による自動運転サービスを想定して、利用する車両の運行設計領域(ODD)、走行する地域の運行条件に応じて適切な安全性を有した仕様・機能の車両やシステムの開発を推進します。
- ODDの類型化、事業モデル、インフラ・制度の検討と構築によって、効率的な横展開を推進します。
取り組み内容
車両開発者や運行事業者の意見を踏まえ、ODDや運行条件に応じ、適切な安全性を有した仕様・機能の車両やシステムの開発を推進します
効率的な横展開に向けて、安全性を有する車両設計や評価方法の考え方、リスクアセスメント手法等のあり方について整理します。
さらに今後は、次の取り組みを想定しています。
- 自動運転バスの高度化、多様化(継続)
- 遠隔システムの高度化(継続)
- インフラ連携の仕組み検討
- ユースケースの拡大、事業モデルの発展
- 多様な走行環境、車両による実証評価
- 民間の開発車両の活用
関連技術
<磁気マーカ>
- 本事業の実証実験を行う専用道路区間には、車両位置認識のための磁気マーカが敷設されています。
- 自動運転バスは、車両に設置されているGNSSで自己位置を推定しますが、GNSSの精度が悪化した際、磁気マーカを用いた自己位置推定を補完することにより、精度を確保します。
■茨城県日立市で実証実験の様子(動画/2023年3月)
詳細はこちら
「RoAD to the L4プロジェクト & スマートモビリティチャレンジ成果報告会」2024.2.28講演資料
【ひたちBRT(茨城県日立市)】 L4 MaaS対象エリア、車両の拡大、事業性向上の取り組み
「RoAD to the L4シンポジウム~自動運転の社会実装に向けた"いま"と"これから"」(内閣府SIP第2期自動運転 最終成果発表会同時開催)2023.3.8 講演資料
「さらに、対象エリア、⾞両を拡⼤するとともに、事業性を向上するための取組」
実施機関
2023年度
- 株式会社日本総合研究所
- 国立研究開発法人産業技術総合研究所
- 株式会社みちのりホールディングス
- 茨城交通株式会社
- 一般財団法人日本自動車研究所
- 先進モビリティ株式会社
2021~2022年度
- 日本工営株式会社
- 国立研究開発法人産業技術総合研究所
- 一般財団法人日本自動車研究所
- 先進モビリティ株式会社
進捗状況
ODD類型に応じて、モデル地域を選定し、車両を高度化しています。
2021年度は、想定されるODD類型やこれまでの地域での実績を踏まえ、茨城県日立地域をモデル地域に選定。2022年度に現地での実証実験を実施しました。
タスクフォースにより多様化に向けた方策を2021年度より検討しています。2022年度はより幅広い関係者を集めて、新たに2つのワーキングも設定し、安全設計評価ガイドブックの作成に向けて、各テーマの検討内容を共有し、安全性に関する協調領域を検討しています。
2022年度実証実験
- 2022年12月16日~2023年2月28日
ひたちBRT専用道路において、自動運転の実証実験を実施しました。
詳細はこちら - 走行区間はひたちBRTの区間と同様の多賀駅からおさかなセンター
- 河原子BRT停留所から南部図書館停留所までのBRT専用道約6.0kmで自動走行を実施
- 河原子BRTから南部図書館以外は手動走行で運行
■運行区間