レベル4自動運転の社会実装に向けた各地の取組
これからレベル4自動運転に取り組まれる地域を応援するため、参考情報として、日本におけるレベル4自動運転の許認可を取得した取組や、レベル4自動運転の実装に向けて実証を行う取組を一部紹介します(RoAD to the L4のテーマ1~4を含む)。
運行サービスの内容や実証実験の計画、安全性に関する情報開示等の掲載を予定しています
地域名 | 総人口 市町村・運行地区 |
事業主体・ 運行業務の受託者 |
ルートの特徴 | 使用車両・ 定員(乗員を含む;着座) |
自動運転レベル |
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福井県永平寺町 | 約17,900人・ 約1,000人 |
永平寺町・ まちづくり株式会社ZENコネクト |
2路線(全体で約6km) ①荒谷停留所から永平寺門前までを結ぶ往復ルート(約2km) ②永平寺口駅から荒谷停留所までを結ぶ往復ルート(約4km;要予約) ※①②の走行空間は自転車歩行者専用道 |
ヤマハ発動機(AR-07)・ 定員7名 |
①レベル4 ②レベル2 |
東京都大田区 | 約733,600人・ ー |
羽田みらい開発株式会社、 BOLDLY株式会社・ 株式会社セネック |
1路線(全体で約800m) 羽田イノベーションシティ内の研究開発施設・カンファレンスルーム・公園を結ぶ循環ルート |
①NAVYA社(ARMA)・ 定員11名 ②AuveTech社(MiCa)・ 定員8名 |
①レベル4 ②レベル2 |
北海道上士幌町 | 約4,800人・ 約3,900人 |
上士幌町・ 上士幌タクシー有限会社 |
3路線(平均で約4㎞) 交通ターミナルと町内の主要施設を結ぶ3つの循環ルート ①交通ターミナルから認定こども園前までの片道区間(約600m) ②上記以外の区間 |
NAVYA社(ARMA)・ 定員11名 |
①レベル4 ②レベル2 |
長野県塩尻市 | 約65,600人・ 約10,000人 |
塩尻市、一般財団法人塩尻市振興公社・ アルピコ交通株式会社 |
1路線(全体で約5.5km) 駅・市役所・交流施設等を結ぶ循環ルート ①塩尻駅から塩尻市役所までを結ぶ区間(約460m) ②上記以外の区間 |
ティアフォー(Minibus)・ 定員16名 |
①レベル4 ②レベル2 |
茨城県日立市 | 約167,200人・ 約23,200人 |
茨城交通株式会社 | 1路線(全体で約8.6km) 道の駅日立おさかなセンターからJR常陸多賀駅までを結ぶ往復ルート ①南部図書館から河原子までの専用道区間(約6.1km) ②上記以外の区間(有人運転) |
いすゞ自動車(エルガミオ)・ 定員28名 |
レベル4 |
埼玉県和光市 | 約84,700人・ 約15,500人 |
和光市・ 東武バスウエスト株式会社 |
1路線(約4.7km) 和光市駅北口と和光北インター周辺の産業拠点を結ぶルート |
日野自動車株式会社 (ポンチョ)・定員12名 |
レベル2 |
※人口は令和6年1月1日住民基本台帳人口
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自動運転見聞録(SIP cafe コンテンツアーカイブ)
本コンテンツは、自動運転移動サービスの実現に向けた日本各地の取り組みの紹介を目的に内閣府事業「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第2期/自動運転(システムとサービスの拡張)」※の成果として、ウェブサイト「SIP café」にて作成・掲載した記事を、内閣府の許可を得て転載したものです。
「SIP café」は、2019年10月から2023年3月までの期間、自動運転のある未来社会について情報発信するため、自動運転に精通する方々の協力を得て、自動運転に対する誤解や不信、不安を払拭し、新しい価値を市民と一緒に考えるウェブサイトとして運用されました。
※SIPは、科学技術の司令塔機能をもつ内閣府総合科学技術・イノベーション会議が、府省庁の枠や旧来の分野を超えたマネジメントにより科学技術イノベーションを実現するために創設した国家プロジェクト(5年間)です。そのうち、SIPにおける自動運転への取組は、交通事故の低減や交通渋滞の緩和、地方部等における高齢者などの交通制約者の移動手段の確保、といった社会課題の解決を目指して研究開発を推進しました。
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